事案
高齢のKさんは、認知症が進んだため、後見が開始されました。成年後見人の職務を行うこととなった当職が調査すると、Kさんの親族が、Kさんに無断で、Kさんの銀行預金数千万円を引き出していることが判明しました。
問題点
この場合、Kさんの親族も悪いですが、払い戻しに応じた銀行の対応にも問題があるかもしれません。
そこで、取り込まれた数千万円をどちらに請求するのかが問題です。
また、Kさんの親族は、お金をすでにどこかに隠したり、使ったりしているかもしれませんでした。
当事務所の対応
当職は、銀行とKさんの甥の両方を被告として訴訟を提起し、結局、Kさんの親族から、取り込まれた数千万円全額を回収することができました。
最終更新日 2022年2月13日
最終更新日 2022年2月13日