相続の前哨戦-親族による財産取り込みを解消したケース

事案

高齢のKさんは、認知症が進んだため、後見が開始されました。成年後見人の職務を行うこととなった当職が調査すると、Kさんの親族が、Kさんに無断で、Kさんの銀行預金数千万円を引き出していることが判明しました。

問題点

この場合、Kさんの親族も悪いですが、払い戻しに応じた銀行の対応にも問題があるかもしれません。

そこで、取り込まれた数千万円をどちらに請求するのかが問題です。

また、Kさんの親族は、お金をすでにどこかに隠したり、使ったりしているかもしれませんでした。

当事務所の対応

当職は、銀行とKさんの甥の両方を被告として訴訟を提起し、結局、Kさんの親族から、取り込まれた数千万円全額を回収することができました。

ご相談の流れ

最終更新日 2022年2月13日

この記事の監修者
弁護士・監修者
弁護士法人ひいらぎ法律事務所
代表 社員 弁護士 増田 浩之
東京大学経済学部卒。姫路で家事事件に注力10年以上。神戸家庭裁判所姫路支部家事調停委員。FP1級。

最終更新日 2022年2月13日

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